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メゾン・フラジールは、フランスの首都パリから南西に260km、ヴィエンヌ川のたもとに広がる古いフランスの街「リモージュ」で生み出されます。リモージュは古くは七宝焼の都として栄え、現在でも磁器の都として知られています。リモージュ焼の特徴は、白くきめの細かい肌にあります。1766年に純白のカオリンが発見された後、リモージュは世界一の陶磁器を創る街として広く知られるようになり、以降独自の生産活動も活発となりました。
メゾン・フラジールのテーブルアートは、経験豊かな職人の手によって全て手作業で作られます。 その生産工程は鋳型にカオリン溶液を流し込むところから、1400度の高温で焼く本焼、絵付師による絵付、検品・梱包など、工程数は30近くにおよび、それらを15人の職人の手で行っています。コレクションのスタイルにより、装飾の複雑さが異なります。中には手作業によるものもあり、職人は多彩なブラシを使い、見事な絵筆さばきを見せます。
多くの場合、白磁器の上に、手で装飾用シートを1枚ずつ貼っていく写し絵の手法を用いています。シートを水に浸して台紙から装飾を剥がし、焼き物に貼っていきます。一つひとつ丁寧に作られたテーブルアートは、フランス国内で生産したシックなギフトボックスに丁寧に梱包され、リモージュから全世界へ出荷されます。